社員証の第一目標は社員の識別であり、事務管理の効率化です。
しかし最近は社員証をただの道具として活用するのではなく、一種のマーケティングツールにする企業が増えてきました。
名刺のようにインパクトが強い個性的なデザインを、そこにプリントアウトすれば、スタッフが首からぶら下げて町を移動するだけで、良い組織のPRとなります。
デザイン業務は専門性が高いお仕事です。
社内にデザイナーを抱えていない場合は、プロに相談しましょう。
専門職の方々は常に多忙です。
突然依頼を出すのは不躾になりますので、先ずは本人のSNSやWEBサイトにアクセスして、お仕事の相談をしましょう。
スケジュールの空き具合を、自分のオフィシャルサイトに掲載するデザイナーの方々もいらっしゃいます。
プロに依頼を出す場合は、具体的にどういった社員証にしたいか、費用はどの程度準備できるか納期はいつまでなのか、そういった要点をEメールに添えなければいけません。
社員証は、企業によっては常に携帯が義務付けられている場合もありますから、やはり持ち運びしやすいコンパクトなサイズで作成するのがおすすめです。
ですから、社員証の用紙サイズは、定期入れやセキュリティカード入れなどに入る名刺ほどの大きさで作るのが一般的でしょう。
大きすぎても不便ですが、あまりに小さすぎてしまっても、必要な情報や顔写真などが見づらくなってしまいます。
ただし、厚みについては官製はがきと同じくらいのしっかりとした用紙の方が、折り目などもつきにくく長期間の使用に耐えることが出来ます。
かといって、大量注文するため、なるべくコストも抑えたいところですから、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのように、薄くても丈夫で、折れ曲がったりねじれたりしても破れることがなく、しかも安価に注文出来る素材を選ぶと良いでしょう。
ポリエチレンテレフタレート樹脂は、印刷した際に裏うつりしないのも特徴ですので、仕上がりも大変綺麗です。